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2011年3月31日 (木)

原子炉災害用ロボットが活躍できないわけ

私は学生時代からロボットにかかわってきました。その記憶によると、国家プロジェクトとして大規模災害用の極限作業ロボット開発プロジェクトがあったり、JOCの事故のあと原子炉災害時に使用するためのロボットが開発されてきたはずなのに、なぜいま福島の原発にそれらのロボットが投入されないのか、不思議に思っていました。

まったく使いものにならないのか、それともすでに廃棄されてしまったのかと勘繰っていましたが、そうではないようです。mixiのロボット工学コミュニティで、福島第一原発の事故に対してレスキューロボットがスタンバイしているのに、行政側で受け入れる窓口が無いとかで、結局使われていないという話が出ていました。そのトピックで紹介されていた記事のURLをいくつか挙げておきます。

日立の原子力防災ロボット http://www.hitachi.co.jp/rd/research/robotics/history/2000.html

日本原子力研究所および原子力安全技術センターの防災ロボット http://www.bousai.ne.jp/vis/torikumi/030301.html

NEDOの戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクトによる特殊環境用ロボット https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/press/EP/nedopress.2009-02-12.9584337129/

消防庁ハイパーレスキューの災害対策ロボット http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=bCywmQaa8Xw

IRS-Uという消防隊員で構成された(なぜかボランティアな)組織 http://rescuesystem.info/IRS-U/

産経ニュースの記事 http://sankei.jp.msn.com/science/news/110318/scn11031818540001-n1.htm

日刊工業新聞ロボナブルの記事 http://www.robonable.jp/news/2011/03/18nustec.html

GetRobo Blogの記事 http://www.getrobo.com/getrobo_blog/2011/03/can-robots-be-sent-in-to-nuclear-power-plant.html

実績が無いとかいう人もいるようですが、原子炉災害の実績なんてあるほうがめずらしいでしょう。また、遠隔操縦の妨げになっている電波の出力に関しては、国家の非常事態なので、総理大臣の決断で「非常時だから今回だけOK」にしてくれればそれで済む話です。少なくとも、日給40万円で命を削って人間に作業してもらうより、多少壊れてもいいからロボットを投入したしたほうがいいし、やろうと思えばできるだけの準備は(すくなくとも消防庁では)整っていると思います。

非常時だからこそ使えるものは何でも使って、作業員が命を削ることを避けていただきたい。

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コメント

↑日本のロボット関係者の政治力よりも、日本政府のロボットに対する理解が乏しく、また、その(失敗したときの)責任を恐れていると思います。
ロボット関係者は原発事故が起きたときにすぐ、ロボットをと政府に掛け合いましたが、政府の対応がダメダメなのだとおもいます。

ひろきさん、コメントありがとう! 政治力というのが「関係者と交渉して話を通す力」だとすれば、そうかもしれませんね。そういう私も、交渉事は苦手ですから。

日本のロボット関係者は政治力が不足しているのでしょうか。

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