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2009年4月23日 (木)

ロボット検定が始まるらしい

すでに@ITRobot Watchなどいくつかのメディアで取り上げられていますが、ロボットビジネス推進協議会がメカトロニクス/ロボット検定なるものを始めるそうです。狙いは人材育成ってことらしいですが、「マーケット側、現場から見た人材育成、実際にどのように使っていくか環境や構造のシステム化、安全性などをみることができる人材が重要」と言っている割には出題領域のマトリクスを見る限りでは安全性や信頼性、システム設計に関する出題がなさそうに見えます。法律や業界の標準規格の話が出てこないのは産業としてまだ育っていない証拠かもしれません。

企業に勤めると安全については、製品安全設計だけでなく作業環境や作業の仕方について教育を受けます。特にKYT(空気読めトレーニング、ではなくて危険予知トレーニングね)は定期的にやってます。しかし学生は(私が学生のときもそうでしたが)、安全性に関して教育を受けていないので危険に関する感度が低く、火花が散った、煙が出たなど普通だと思っているし、つくばチャレンジの車検では金属の切断面のバリ取りをしていないとかとがった部分がむき出しになっているとか、非常停止を無線やソフトウェアで行おうとしているとか。

微分方程式がとけることより安全性のほうがはるかに大切なことなので、せめて

  • フェールセーフ(Fail Safe:故障するときは安全側に倒れるよう設計する)
  • フォルトトレランス(Fault Tolerance:一部が故障してもまだ動けるよう設計する)
  • フールプルーフ(Fool-proof:馬鹿よけ)
  • ハインリッヒの法則(災害に関する1:29:300の法則)
  • 危険予知トレーニング

くらいはロボット検定の試験問題に入れていただきたいと思います。

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コメント

北村さん、初めまして。コメントありがとうございます。

> ロボ検の事を知識自慢の材料と捕らえていたので

受験する側のモチベーションは人それぞれでいいんじゃないでしょうか。私は試験でもないと勉強しないので、情報処理技術者試験を勉強するための動機づけに使っています。特にとったからどうだということもない資格については、受験する側から見ればご当地検定と同じように趣味の範囲なのかもしれませんね。

> どの程度の難易度なのか検討もつきません。

制限時間が90分で45~50問、マークシート方式で約22分野から出題するとなれば、1分野あたり2~3問というところでしょうか。そう考えるとあまり難しい問題を入れる余裕が無いように思います。

文字が小さくて読めませんが、問題例が報道資料の2ページ目に出ていますね。(RC積分回路の過渡応答と、何か光学系の問題でしょうか?)
http://www.roboken.org/press/090421.pdf

楽しんで受験してきてください。

初めまして。
東京在住の会社員です。ロボットとは縁のない仕事をしていますが、今もアトムに憧れ続けています。6月のロボ検を受けるつもりですが、門外漢のためどの程度の難易度なのか検討もつきません。何か取っ掛かりはないかと思い探しているうちにこちらのサイトを見つけました。
(門外漢でもやればできるという)ロボ検の事を知識自慢の材料と捕らえていたので目からうろこでしたし、反省にもなりました。
これから、時々おじゃまします。

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