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2007年4月27日 (金)

バイオガソリン

今日から”バイオガソリン”が試験販売される、と今朝のTV番組で報じていました。しかし、報道の仕方にすごく疑問。最初から”バイオガソリン”は善、普通のガソリンは悪であるかのような取材の仕方をしているように見えました。(さすがに自動車業界に詳しいゲストは正確なコメントで、問題が無いわけではないことを指摘していたが。)

まず、”バイオガソリン”とは何でしょうか。ガソリンにバイオエタノールを混ぜたものと、バイオエタノールと石油由来の添加物とガソリンとを混ぜたもの(後者はETBEと呼ばれる)があるそうです。で、今回試験発売されるのは後者のETBEのほう。

ガソリンに直接エタノールを混ぜる方式は、品質が安定しないので、添加物を混ぜるんだそうです。でも、毒性についてはまだ十分な検証が出来ていない、とのこと。

以前、日本車でも南米向けに作られたものは燃料系のゴム部品がアルコールに耐えるものを使用しているが、日本国内向けはゴム部品がアルコールを吸収して膨張するので使わないで欲しい、というコメントをラジオで聞いたことを思い出しました。

それで、ちょっと調べてみて出てきたのが次の資料です。

経済産業省・国土交通省プレスリリース

これまでの調査を通して、市販されている高濃度アルコール含有燃料に含
まれている各アルコール成分は自動車の燃料系統部品に一般的に使用されて
いるアルミニウムを腐食させることが確認された
。さらに、市販されている
高濃度アルコール含有燃料のうち、最もアルコール成分量の少ない実燃料サ
ンプルでもアルミニウムの腐食が確認された。また、高濃度アルコール含有
燃料に含まれているアルコール成分はゴム・樹脂に膨潤等の物性低下及びゴ
ム部品の機能低下をもたらすため、ガソリン使用時と比較して燃料耐性等が
低下する可能性が明らかになった

 また、高濃度アルコール含有燃料の製造・輸入業者からは高濃度アルコー
ル含有燃料をガソリン自動車に使用することの安全性について説明を受けた
が、これらの製造・輸入業者において安全性が十分に検証されていないこと
が明らかになった。
 なお、海外では、低濃度のアルコール成分をガソリン規格として認めてい
る国が存在するが、我が国で市販されている高濃度アルコール含有燃料のよ
うな高いアルコール濃度レベルを認めている国は皆無である。
 以上の調査結果から、アルコールの使用が想定されていないガソリン用自
動車に高濃度アルコール含有燃料を使用することは、自動車の燃料系統部品
を腐食・劣化させる危険性が存在し、安全上問題であると結論づけられる。

http://www.enecho.meti.go.jp/news/history/021003a.pdf

今回の試験販売は、アルコール濃度が3%というのは、このあたりを考慮したものなのでしょう。でも、3%程度でCO2削減に効果があるのでしょうか?(植物がCO2を吸収するからバランスが云々、というのは胡散臭すぎます。)

今朝のTV番組の中では、今後どんどんアルコールの濃度を上げていった方がいいような論調だったのですが、それって危ないんじゃないかなぁって思います。

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